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インタビューNo.7 総務 大森部長インタビュー

大沼

   今日はよろしくお願いします。早速ですが、博滇会に来られてどれくらいになりますか?

大森

   平成28年4月からですから8年目になります。埼玉県庁に勤務し退職後、博滇会に来ました。

大沼

   ご出身は埼玉県ですか?

大森

   出身は栃木県の那珂川町、宇都宮から北東へ行った茨城県との県境の町です。鮎以外に美味しいものはありません。「しもつかれ」は嫌いです。

大沼

   しもつかれって何ですか?

大森

   北関東地方の郷土料理で、鮭の頭と大豆、根菜、酒かすを煮込んだ料理です。はっきり言えば冬に食べるものがない時にその辺にあるものを鍋で煮込んで食べた貧しい料理です。私は美味しいと思ったことはありません。
   就職をきっかけに埼玉に住むことになったわけですがもう40年になります。埼玉の良いところは東京と栃木の中間にあることです。

大沼

   前職ではどのようなことをされていたのですか?公務員だと色々と異動もあり、様々な仕事をされたと思いますが。

大森

   最初は青少年育成に関わる仕事をしていました。色々な仕事をしましたが思い出深いところはいくつかあります…。
   現在は新都心に移転した小児医療センターが最初は岩槻にあったんですが、その立ち上げに関わったのは最初の頃の一番の思い出です。

大沼

   それっていつ頃のことでしょうか?

大森

   小児医療センター準備事務所に異動になったのは昭和57年4月で、1年間ひたすら医療機器や消耗品を購入しました。開設前の1年間で結構な金額分を買いました。

大沼

   大きな金額を動かしていたんですね。変な質問ですが、そういう大きな額を取り扱うときは、何か違うものはありますか?

大森

   上司からは全部入札して購入し、贈収賄のような不祥事は絶対に起こすなと常に言われていました。そのため、消耗品の購入も常に何社かを呼んで入札していました。

大沼

   なるほど。大森さんの得意なところですね。

大森

   (笑)また、医師や医療従事者から購入希望が沢山出ますが、予算や期限が限られているのでこちらも医療関係の勉強をしてよいものを少しでも安く購入するように議論していました。開院してからは職員担当になりました。仕事が終わって帰ろうとすると色んな人に誘われて飲みに連れていかれて遅くまで帰れないことも多かったです。たくさんの医師や看護師、医療スタッフと関わった職場でした。

大沼

   忙しかったでしょうね。おうちの方はよく飲みに行って、おうちの方が奥様とか大丈夫でしたか?

大森

   小児医療センターからはバスで東大宮駅に行って宇都宮線に乗って帰りますが、大体が最終バスになるので毎日違う職員と一緒になります。月曜は放射線技師長、火曜日は臨床検査技師長、水曜日は栄養士長という感じです。医師とも大宮あたりでよく飲んでました。おかげで大森家では夕食は作らないという習慣ができてしまいました(笑)。

大沼

   子育てしていると小児医療センターにお世話になったことがある職員も多いと思うんですけど、そこの立ち上げの仕事をしていたとはびっくりです。うちの子もお世話になったことがあるので小児専門の病院がある事には感謝です。他にも印象に残っている職場はありますか?

大森

   平成5年からは福祉に関わる仕事をしていました。その時に半年間、自治大学校というところで地方自治について学ぶ研修に参加したことは懐かしい思い出です。全国から公務員が集まって、半年間寮生活をしながらの研修なので基本的には自宅には帰れません。私は子供が小さかったから真面目に毎週末自宅に帰ってましたが、遠方から参加している人は週末も寮に残っていました。広尾に寮があったので週末は遊び歩いていたようです。今思えば、毎週帰らなくても良かったのにな…(笑)。

大沼

   全国に知り合いが出来るのもいいですね。

大森

   あと変わった仕事と言えば、公営競技に関わる仕事です。埼玉県には競馬、競輪、競艇、オートレースのすべてが揃っていて全国でも埼玉県と福岡県の2県だけです。公営競技の経理や労務に関わる仕事をしてました。今日は浦和、明日は所沢と毎日ギャンブル場に行ってました。長年の色々な経験が今の総務での仕事にも繋がっているかもしれません。

大沼

   公営競技って、県の仕事だったんですね、ちょっと驚きです。確かに埼玉に住んでいると浦和の競馬、大宮と西武園の競輪、戸田の競艇、川口のオートレースは結構耳にすることもあります。それがない都道府県も多いのは勉強になりました。

大沼

   ありきたりの質問になりますが、公務員の仕事っていかがでしたか?

大森

   公務員の常識、世間の非常識という言葉がありますが、まさに公務員の世界しか通じないことがたくさんあると思います。そういう意味で非常識にならないようにすることが大変です。
また、埼玉県の場合、2年から3年で担当する仕事の内容が全く変わるのでそれにすぐに慣れる必要があります。ただ、総合商社のような感じだと思うと結構面白かったです。

大沼

   民間にきて、違いを感じたりしますか?

大森

   民間に来て一番思うことはやはり民間は収益を上げなければならないということです。公務員の場合は基本的には歳入についてはあまり心配していません。

大沼

   そうですよね。ざっくりした聞き方になりますが、大森さんからみて、最近の博滇会はどんな風に見えていますか?

大森

   2016年に博滇会にお世話になってから色々な人と関わってきました。退職された方も沢山います。
   博滇会を取り巻く環境は刻々と変化しているのでそれに対応できる組織をつくり、人材を育成する必要があると思います。

大沼

   なるほど。その中で大森さんが果たす役割は大きなものだと思いますね。博滇会にきて、なにか大森さんが心掛けていることってありますか?

大森

   埼玉県にいた時に数年外の団体に出向になったことがあります。その時に実感したことが昔からその団体にいらっしゃる職員が主役になり、私はその人たちをサポートする立場にならなければいけないということでした。それができているかどうかはわかりませんがそんな気持ちで働いています。

大沼

   総務の皆さんから聞いた情報によると、部長は意外にもと言ったら失礼ですが、料理がお得意だそうですが。

大森

   料理は得意ではありませんが、今では2か月に一度くらいになりましたけど、よく豊洲まで魚を買いに行ってます。

大沼

   今は豊洲なんですね。なんで築地や豊洲まで魚を買いに行こうと? きっかけはなんかあったんですか?

大森

   約20年前ですが、職場の上司が以前から1人で築地市場に行っていたのですが、一緒に行かないかと誘われたのがきっかけです。電車で買い出しに行くのですが、一回に結構買ってくるから帰りはかなり重たくなります。築地の時からでもう20年位通ってます。時々、迷惑ですが総務にも魚、ネギトロなんかも持ってきます。

大沼

   どんな魚を買ってくるんですか?

大森

   季節や市場の状況によって違います。最近は孫のところに持っていくことが多いので、はまぐり、サーモン、まぐろ、甘えびなどが多いです。

大沼

   さばいたりもしますか?

大森

   昔はさばいたりしましたが最近はあまりやっていません。ただ、しめさばなどは自分で作った方がおいしいと思います。

大沼

   それは是非食べてみたいですね。総務の職員には好評でしょうね。買い出しに行った時はお昼には白飯に部長のネギトロをのせて食べたり…いいですね。うらやましい!なんだかとってもアットホームで羨ましいです。
   あと、読書が趣味でたくさん本を読まれるという事ですが、一冊オススメはありますか?

大森

   これ、今一番のおススメ!子供向けだけど「おばけずかん」という絵本なんだよね。

大沼

   この絵本、読んであげるとお孫さんはどんな反応ですか?

大森

   読み方が悪いと怒られます(笑)。

大沼

   大森さんのお孫さんはみんなで何人いらっしゃるんですか?

大森

   孫は今9歳と5歳の女の子の2人です。おばけずかんにはイケメンの若い男の子しか食べないかわいい女の子のお化けも出てくるのですが、5歳の孫は、「パパは大丈夫かな?」と心配するのに私のことは大丈夫だとぜんぜん心配してくれません(笑)。

大沼

   お孫さんの前での大森さんの姿も目に浮かびます。今日は長いインタビューをありがとうございました。これからも体に気をつけて頑張ってください。

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